上部消化器官の検査には経鼻・経口内視鏡用いた苦しさの少ない検査を目指します。拡大内視鏡を用いた精密検査も実施致します。超音波(エコー)装置にて、肝臓や胆嚢・膵臓等の疾患をチェック致します。
上部消化器官の検査には経鼻・経口内視鏡用いた苦しさの少ない検査を目指します。拡大内視鏡を用いた精密検査も実施致します。超音波(エコー)装置にて、肝臓や胆嚢・膵臓等の疾患をチェック致します。
内視鏡検査(胃カメラ)は消化器官(食道、胃や腸)などを文字通りカメラに写し観察することで、疾患の早期発見・治療が可能になります。先端に小さなカメラがついており、柔らかい素材のチューブ(内視鏡)を口または鼻から挿入し、消化器官内部の検査をすることができます。
ご希望の方には鎮痛剤を用いてほぼ眠っている状態での検査も可能となっております。
尚、当院ではAIを搭載した内視鏡を使用しております。
鼻からの内視鏡検査は口からの検査に比べて、苦しさを感じにくいのが特徴です。これは鼻からの検査であれば、触れることで咽頭反射をもたらす「舌根部」にチューブが当たることがないのと、話しながらの検査が可能になるため、コミュニケーションをとりながら負担のかからないペースで検査を進めることができるのです。
超音波(エコー)検査は、人間の耳に聞こえない程の高い周波数の音波を手のひらサイズの機械から体内に送り、その反射波から臓器の大きさや形状 などを調べる検査です。腹部の臓器(肝臓、胆道、膵臓、腎臓)、心臓や、血管、乳腺、甲状腺など、肺などの気体のある部位と骨の奥以外の患部を調べることができます。身体に負担のない検査です。X線のような放射線の被ばくなどはなく身体への影響はありません。 妊婦さんの定期検診(お腹の中の赤ちゃん)に用いられるように、繰り返し検査を行っても支障ありません。
肝臓 :肝臓癌、脂肪肝、肝炎、肝硬変など
胆のう :胆のう癌、胆のうポリープ、結石など
膵臓 :膵臓癌、膵炎など
腎臓 :腎臓癌、腎結石、腎炎など
脾臓 :脾腫など
脂肪肝とは肝臓に中性脂肪がたまった状態です。メタボリックシンドロームに合併しやすく、放置すると肝炎などを引き起こす場合があります。腹部エコー検査において、脂肪が沈着した肝臓は正常肝臓よりも白く描出されます。肝臓と腎臓の濃淡の差(肝腎コントラスト)を脂肪肝の度合いの参考基準にします。
胆石症とは胆石(胆嚢や胆管にできる結石)によって引き起こされる病気の総称です。肝臓で作られた胆汁は一度胆嚢に蓄えられた後、胆管を通って十二指腸に流れます。その胆汁中の成分が析出することにより石となります。多くは胆嚢で石となるためそれを胆石(胆嚢内結石)と呼びます。まれに胆管(肝内胆管、総胆管)に石ができることもあり、それらは肝内胆管結石、総胆管結石と呼ばれます。
膵嚢胞(すいのうほう)は膵臓内にできる液体が貯留した袋状のものを言います。多くの人は無症状で、健康診断の腹部超音波検査やCT検査などで偶然見つかることが多い様です。同じ嚢胞でも肝臓や腎臓にできるものは、ほとんどが良性ですので放置して構いません。一方で、膵嚢胞には炎症性のものから腫瘍性のものまで様々あり、注意が必要です。
膵炎後にできた炎症性の嚢胞は良性と考えられますが、膵炎をおこしたことがないのに膵臓に嚢胞がある場合は、腫瘍性のものを疑う事となります。
腫瘍性の嚢胞のなかでも最も多いのが、膵管内乳頭粘液性腫瘍(通称IPMN)です。
IPMNには良性から悪性まで様々な段階があります。膵管との位置関係、嚢胞の形態や大きさなどから総合的に判断して、悪性が疑われる場合は治療を検討します。
また、最初は良性と考えられても、経時的に良性から悪性へと変化していくことがあるため、定期的な経過観察が必要となります。
腹部エコーの一つで、腹部の大動脈瘤の有無を検査することが出来ます。
破裂するまでは自覚症状がない場合が多いですが、腹部の拍動感、お腹の張り、腰痛等の症状がでることがございます。
大動脈内腔が病的に拡張(約1.5倍以上)した状態のことを言い、腹部エコーで簡単に見つけることができます。腹部大動脈は破裂による出血多量で急速にショック状態に陥り、死に至ることもあります。
破裂を予防する低侵襲カテーテル治療などがあります。
前立腺肥大症の度合い 前立腺の体積を計測する検査です。
※エコー検査のみでは前立腺がんの確定診断をすることはできません。頻尿、排尿困難、残尿感などの症状がある方は一度検査をおすすめ致します。
前立腺肥大症の頻度は年齢とともに高くなり、約50歳からより増加します。そのすべての方が治療を必要とする症状を伴うわけではありません。前立腺の肥大と排尿症状を伴い、治療を必要とする、いわゆる前立腺肥大症の頻度はその4分の1程度といわれています。
動脈硬化の進行度、頚動脈のつまり具合、プラーク(脳梗塞の原因)の有無の検査などが可能です。
動脈硬化は文字通り「動脈が硬くなる」ことです。動脈が硬くなると、血管の特性であるしなやかさが失われ、脳梗塞、狹心症、心筋梗塞などになる可能性が高くなると言われています。また動脈硬化が進行すると、プラークができやすくなります。プラークは血管を狭くしたり、剥がれて細い血管を詰まらせる事があります。頚動脈エコー検査ではこうした血管の詰まり具合やプラークの有無を検査することができます。
甲状腺の異常を探知することができます。
1) ホルモン異常
バセドウ病(甲状腺機能亢進)、橋本病(甲状腺機能低下)など
2) 腫瘍
腺腫様甲状腺腫など、良性腫瘍:腺腫様結節、悪性腫瘍:甲状腺癌
足の血管、下肢動脈のつまり具合(閉塞性動脈硬化症)を検査することができます。
下肢静脈の流れが滞っていないか下肢静脈内血栓の有無(深部静脈血栓症)を調べることが出来ます。
下肢の静脈に血栓ができて血管が完全に詰まってしまうと血液が流れなくなり、血液がたまって下肢が腫れます。血栓が何らかの原因で血管の壁からはがれて血流にのり、
肺の動脈に詰まると胸の痛みや苦しさが出たりします。(エコノミークラス症候群)
弁膜症、心拡大、心不全、心筋梗塞、先天性の心臓病など。 超音波を利用することで心臓の形態や機能をリアルタイムに評価する 画像診断法です。